カーネル読書会

YLUG カーネル読書会行ってきました、実は今日で3回目、、

今回は Ottawa Linux Symposium の発表者や参加者のお話を聞くことができました。

今回の発表で特に印象的だったのは、
中村さんのselinuxを組み込み対応させていくよ(いるよ)、もう世の中そういう方向だよ、と言う話。
自分も組み込みlinux技術者の端くれだが、selinuxとかを載せて行こう、とまで考えたことはなかった。
TOMOYO Linuxの原田さんもおっしゃってたが、組み込み業界ではセキュリティは大切という認識はあるが
対応は二の次になっている(あれ?ちょっとニュアンスちがう?)
まさにその通りで、実際、
自分達のハードウェアにlinuxをポーティングする、
ドライバとアプリケーションを開発する(ドライバは scratchから書く場合が多い)、
という所から始まり、
求められる性能を出す(性能が出るような設計をする、がもちろん前提)、
長時間安定して動作させる、
というところで一杯一杯になる(私の場合)

要求仕様面からも、アクセス制限ぐらいあれば上等、という程度だったり、
開発者も本格的なサーバー管理を経験したことがある人が少ない、というのも理由にあるかもしれない。


というところに、組み込み機器のセキュリティ動向の話が聞けたので、私の中で多少なりとも意識改革ができた。

まずはSELinuxやTOMOYOLinuxなど、自分の環境で使ってみて、製品実装の可能性を探ってみよう。
性能面への影響も心配だしね!


それにしても、まっちゃだいふくさん、パワーあったなー。
私はセキュリティに関して素人ですが、同じ世代だし、親近感が沸きましたw